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作品名 :白鳥 組曲《動物の謝肉祭》13曲目 Le Cygne~Le Carnaval des Animaux
作曲家 :サン=サーンス.シャルル カミュ 1835-1821 Charles Camille Saint=Saens
楽器編成:独奏チェロと2台のピアノ または独奏チェロとピアノ

作曲年 :1886年
初演年 :1886年3月9日クルデイム(オーストリア)
       Vc:シャルル・ルブーク Pf:サン=サーンス
       Vc:Charles Lebouc

組曲《動物の謝肉祭》~動物園の大幻想曲~は作曲当時の世相を描いたもので、一種の風刺的音楽です。14曲それぞれに、序奏と獅子王の行進曲・雌鳥と雄鶏・ろば・かめ・ぞう・カンガルー・水族館・耳の長い登場人物・森の奥に住むかっこう・大きな鳥籠・ピアニスト・化石・白鳥・終曲といったタイトルがつけられています。サン=サーンスが、オーストリアのクルディムに住むチェリストのシャルル・ルブークの家に滞在した際、彼の主催するプライベートなコンサートのために作曲されたので、この組曲はリベラルでエスプリに満ちた作品になったと考えられます。初演・再演後には、この“白鳥”だけが公に演奏が許されたそうです。それは“白鳥”が全曲の中で唯一風刺的では無く、むしろルブークへの友情を込めて書かれているからなのでしょう。小波のきらめく水面を白鳥が優美(Grazioso)に泳ぐ姿が思い浮かぶような作品であり、音楽的な完成度の高さとメロディーラインの美しさは、チェロのために書かれた音楽の中でも最高のものとなっています。

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“白鳥”のアーティキュレーションは、これまでに多くの演奏家によって工夫を凝らされて来ました。そのため膨大なエデションが存在していますが、私は一度スコアに立ち戻ってみたいと思います。サン=サーンスのアーティキュレーションはとても明晰です。

~チェリスト 柳澤康司音楽解説

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